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お灸を知ろう

火をつけたお灸をすえる

 

お灸と聞くと皆さんはどういった事を思い浮かべますか?

「熱いの?」、「やけどしないの?」、「気持ち良いの?」などでしょうか?

今回はお灸について説明します。

目次

お灸についてのはなし

施術で用いる灸

お灸の起源は古代人類が火を使用するようになり、身体の痛むころに火のついた小枝を近づけて温めたり、温めた石を患部にあてて治療したことが始まりと言われています。
その後、春秋戦国時代には灸の材料としてもぐさを使用し始めます。
当初の灸は大きく皮膚の上に直接置く方法が主体であったが、時代が進むにつれ灸は小さくなり、施灸の方法もさまざまに発展していきました。
現在はもぐさを加工したものが売り出されており、鍼灸師もそれを使うことが多いです。

お灸の原料は?

お灸の原料

お灸の原料はヨモギの葉の裏にある白い毛です。
ヨモギを乾燥させ、裁断器で細かく刻んで石臼で挽き、ふるいにかけて作っています。
ヨモギはキク科の多年草で全国各地に分布しており、道端でもよく見かけられます。
もぐさの原料となるヨモギは滋賀県の伊吹山の「伊吹もぐさ」が江戸時代頃から現在にかけて多く流通しています。
ヨモギはその独特な香り昔から魔除けに効果があるとされており、季節の節目などにヨモギ餅を食べて無病息災を祈ることもあります。
お灸になってもその香りは残り、火をつける前にも良いにおいがします。さらに火をつけて燃やすと、なんとも言えない良い香りを放ちリラックス効果が高まります。

お灸は効くの?

腰にお灸をすえる画像

お灸は身体を温めることで皮下にある筋や血管などが刺激され、血管が拡張・収縮することで血行が良くなり、冷え性、肩こり、腰痛、膝痛、むくみなどさまざまな症状に効果があると言われています。
また、もぐさにはネチオールという精油成分が含まれており温熱効果とにおいでリラックス効果を高め、ストレスを緩和して不眠を解消し、自然治癒力を高めることが期待できます。
さらに、身体にあるツボを刺激することによりさまざまな症状の改善が期待できます。

お灸の種類

棒灸の画像

お灸にもさまざまな種類があります。
下記にお灸の種類を説明します。
ちなみに上の画像は棒灸です。このお灸は皮膚に直接触れることはありません。

有痕灸(ゆうこんきゅう)

米粒大

透熱灸:もぐさを米粒ぐらいの大きさにして皮膚の上で焼きます。
灼熱灸:名前を聞くと怖い感じがしますが、いぼや魚の目に何度か施灸して焼き落とす方法です。
打膿灸:指の第1関節の大きさのもぐさを皮膚の上で焼き、わざと火傷を作り膏薬を貼り悪い箇所を治すという手法です。感染症のリスクがあり現在はほとんど行われません。
「お灸を据える」と言う言葉があるように昔はもぐさを皮膚の上に直接乗せて火をつける打膿灸のことを指していました。

無痕灸(むこんきゅう)

無痕灸

知熱灸:透熱灸の大きさですが、もぐさを焼き切らず温かさを感じる程度のところで消す手法です。
隔物灸:ショウガやニンニクなどを薄く切り、皮膚の上に置いて、その上からもぐさを焼きます。
棒灸:棒状になった先に火をつけて皮膚に近づけて皮膚を温めます。煙はたくさん出ますが温かくて気持ち良いです。
台座灸:皮膚と灸の間に空間を設けるため台座や筒状の上でもぐさを焼きます。筒の中からもぐさの温かさが伝わります。現在一般に用いられている灸です。

セルフ灸

昔は今のような医療保健制度が無く、気軽に医者に診てもらえないときに自らお灸をして治療していました。医療制度が整い気軽に医者にかかることができる現在は家庭にお灸を置いてるところは少ないと思います。
しかし、市販のお灸を買ってくれば自分で行うセルフ灸が出来ます。
鍼灸師にツボを教えてもらい体調に合わせて自分でお灸をします。
注意点として人によっては皮膚が弱く水ぶくれが出来る方もいます。その際はお灸を控えて下さい。

もりやはり・きゅう庵

電話番号 080-8532-7410

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